1. 「時間」が作り出した唯一無二の芸術(パティナ)
像に見られる、あの深い緑色やザラついた質感。これは「パティナ(緑青)」と呼ばれる経年変化です。
- 時の重なり: 人工的に作られた色ではなく、土の中の成分と金属が何世紀もかけて反応し、奇跡的なバランスで定着したものです。
- 自然との共作: 人間が作った形に、地球(土壌)が仕上げを施した「人間と自然の共同作品」と言えます。
2. 途切れた歴史との「物理的な繋がり」
遺跡品の最大のロマンは、「かつて誰かが大切にしていた」という事実に直接触れられる点にあります。
- 物語の想像: この像は、神殿に捧げられたものか、あるいは誰かのお守りだったのか。お写真の像の、凛とした立ち姿や独特の冠(エジプトやレバント地方の影響を感じさせる意匠ですね)を見ていると、当時の人々の祈りや価値観がダイレクトに伝わってきます。
- 生存の奇跡: 戦争、天災、風化を乗り越えて、2026年の今、あなたの目の前にある。その「生き残り」としての強さに圧倒されます。
3. 「不完全」ゆえの想像力の余白
発掘品は、どこかが欠けていたり、細部が摩耗していたりすることが多いものです。
- 美の補完: 欠けているからこそ、私たちは頭の中で「本来の姿」を想像します。完璧なものよりも、少し崩れたものに美を見出すのは、日本人の「わび・さび」にも通じる高度な鑑賞の楽しみです。
- 個体差: 量産品とは違い、一つとして同じ状態のものは存在しません。世界にたった一つ、自分だけがその「欠け」や「色の変化」を愛でることができる贅沢があります。
4. 空間の空気を変える「存在感」
こうした古い品を一つ置くだけで、部屋の空気がガラリと変わるのを感じませんか?
- 静寂の提供: 数千年の静寂を纏っているため、見る側の心も落ち着かせてくれます。
- 会話のきっかけ: 「これは何だろう?」という問いを常に投げかけてくるため、知的な好奇心を刺激し続けてくれます。



ほんとくの商品は1点物です。必ず商品の形・大きさ・色合いを見てご購入ください。
寸法
40×10×125





