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福岡骨董品・白磁線段壺・有田焼の中仙窯・中尾恭純作

骨董品

1. 人間国宝・井上萬二氏譲りの「卓越したロクロ技術」

作者の中尾恭純氏は、白磁の人間国宝である井上萬二氏に5年間師事し、ロクロ成形の基礎を徹底的に叩き込まれました。

  • 造形の美しさ: 井上萬二氏の「名陶はまず形から」という教えを体現しており、この壺のふっくらとした、かつ凛とした立ち姿は、寸分の狂いもないロクロ捌きから生まれています。
  • 凛とした佇まい: シンプルだからこそ誤魔化しが効かない白磁の世界において、その洗練されたフォルムは見る者を惹きつけます。

2. 精緻を極めた「線段(せんだん)」の技法

「線段」とは、乾燥前の素地をロクロで回しながら、外側全面に細い線彫りを施す技法です。

  • 光と影のコントラスト: 均一に刻まれた無数の筋が、光を受けることで繊細な陰影を生み出します。ただの平滑な白磁にはない、リズム感と奥行きが生まれるのが最大の特徴です。
  • 手仕事の極致: この繊細な模様はフリーハンドに近い感覚で刻まれており、機械では出せない「温かみのあるシャープさ」を両立させています。

3. 有田焼らしい「純白の美」と「堅牢さ」

  • 透き通るような白: 中仙窯の白磁は、有田特有のキリリとした白さが際立っています。線段の溝にわずかに溜まる釉薬が、白の中に微細なグラデーションを作り出します。
  • 実用的な強度: 約1300℃の高温で24時間近くかけてじっくり焼き締められているため、非常に硬質で強度が高く、長く愛用できる「一生もの」の品質を備えています。

4. 現代の空間に馴染む「モダンな感性」

中尾氏は伝統を守るだけでなく、「現代のライフスタイルに合わせた作品作り」を信条としています。

  • 和洋を問わない装飾性: 伝統的な和室(金屏風の前など)はもちろん、モダンな洋空間やミニマルなインテリアにも驚くほど自然に溶け込みます。
  • 唯一無二の存在感: 華美な絵付けがないからこそ、素材の良さと技術の高さがダイレクトに伝わり、空間の質を一段引き上げてくれる存在感があります。

この壺は、まさに「技の極み」が静かに主張する、中尾恭純氏の代表的なスタイルの一つと言えるでしょう。

ほんとくの骨董品商品は1点物です。必ず商品の形・大きさ・色合いを見てご購入ください。

寸法   販売価格

180×180×210  15,000円

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