柿右衛門は、日本の代表的な色絵磁器の様式の一つで、特に赤絵の技法に優れています。初代柿右衛門は、それまでの磁器にはなかった、暖色を用いた和やかな色調の作品を生み出し、世に「柿右衛門様式」として知られるようになりました。特に、十二代柿右衛門は、人間国宝に認定され、その技法は、現在でも継承されています。染錦とは、赤、緑、黄などの様々な色を用いて、文様を染め付けた磁器のことを言います。唐草は、植物の茎や葉が絡み合って、途切れることなく続く文様で、生命力や永遠の繁栄を表すとされています。鳳凰は、中国の伝説上の鳥で、美しい姿と高い知性を持つとされ、平和や幸福の象徴として尊ばれています。この二つの吉祥文様が組み合わさった「唐草鳳凰」は、大変縁起の良いものとされています。
柿右衛門独特の柔らかな色調と、多彩な色が組み合わさることで、華やかで上品な雰囲気を醸し出しています。唐草や鳳凰の文様が、卓越した技術で丁寧に描かれており、その繊細で美しい仕上がりは、見る人を魅了します。
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