鎚起銅器 胴瓶やかんの主な良さ
1. 職人技が光る唯一無二の美しさ
- 継ぎ目のない成形: 一枚の銅板を何万回も金槌で叩き締めて形作る、高度な伝統技術の結晶です。継ぎ目がないため丈夫で、注ぎ口まで一体成形される「口打出(くちうちだし)」などの技術は職人の技の象徴です。
- 美しい槌目(つちめ): 表面に無数にある凹凸(槌目)は、手作りならではの味わいと、光の加減でキラキラと輝く独自の光沢を生み出します。写真の胴瓶にも、特徴的な槌目模様が見られますね。
- 経年変化(使い込むほどに増す味わい): 銅器は使い込むほどに色艶が深まり、使う人や環境によって異なる独特の風合い(色味)を醸し出します。**「自分らしく育てる楽しみのある道具」**と言え、半永久的に使い続けることができます。
2. 煎茶道具としての高い実用性
- 優れた熱伝導率: 銅は熱伝導率が非常に良いため(ステンレスの約25倍、鉄の約5倍)、お湯が素早く均一に沸騰します。これは煎茶を淹れる際の効率や、お茶のうま味を引き立てるのに役立ちます。
- 耐久性・耐食性: 叩き締められた銅は強度が増し、耐久性に優れています。また、錆びにくく、大切に使えば長く美しい状態を保てます。
- 殺菌作用: 銅には殺菌作用があることも知られており、水を浄化し、お茶の風味を良くする効果も期待できます。
この胴瓶は、単なる道具としてだけでなく、美術工芸品としての価値も持ち合わせており、日本の伝統美と機能美を兼ね備えた逸品と言えます。


寸法 販売価格
140×110×130 28,000円





