1. 歴史と風格を感じさせる唐物(からもの)の価値
まず、**「唐物」として、中国の文化や技術が日本に伝来した歴史的背景と、時代を超えて受け継がれてきた「風格」**があります。
- これは単なる茶托ではなく、かつて中国から渡来し、大切に扱われてきた物語を宿していると言えます。
- さらに、時を経たことで生まれる独特の**「古色(こしょく)」や「味わい」**が、新品にはない骨董品ならではの重厚感と魅力を醸し出しています。
2. 精緻な文様が示す卓越した技術と美意識
次に、茶托の縁をぐるりと囲むように施された細密な文様に注目です。
- この細工の深さや線の力強さは、当時の高い金属加工技術を物語っています。
- また、文様が織りなすパターンは、茶器全体の装飾的な価値を高め、使う人の目を楽しませてくれます。
3. **「5枚揃い」**という茶道具としての完全性
そして、茶道具として、5枚が揃っているという点が非常に重要です。
- 茶托は通常、お茶を出す際に使用されるため、お客様をもてなすためのセットとして、この**「5客(5枚)揃い」**が完全な形とされます。
- したがって、欠けたりバラバラになったりすることなく、一組として現在まで伝わっていることは、骨董品としての保存状態の良さと価値を裏付けています。



この茶托は、単にお茶を置く道具という役割を超え、歴史、美しさ、完備性といった複数の側面から高い良さを持っていると言えるでしょう。
寸法 販売価格
105×105×23 5枚 48,000円