1. デザインの美しさと格調高さ(視覚的な良さ)
この火鉢の一番の魅力は、その「青と白のコントラスト」と「描き込みの細やかさ」です。
- 鮮やかな藍色(呉須色): 白磁の余白と、鮮やかな藍色の対比が非常に爽やかで、清潔感があります。日本の家屋にも、モダンな空間にも馴染む色合いです。
- 周囲を彩る牡丹(ぼたん)や菊: 鳥の周りには、富と繁栄を象徴する牡丹や菊のような花が描かれています。「百花の王(牡丹)」と「百鳥の王(鳳凰)」の組み合わせは、**最高の吉祥文様(おめでたい柄)**とされています。
2. 縁起の良さ(意味的な良さ)
鶏公(オンドリ):には、古くから以下のような意味が込められています。
雄鶏は朝一番に鳴いて人を起こすことから、「家を起こす(=家業が繁栄する、出世する)」という願いが込められています。
魔除け: 古来より、鶏の鳴き声は「闇を払い、光(太陽)を呼ぶ」とされ、悪霊や災いを追い払う魔除けの力があると信じられてきました。
雷紋(らいもん): 口縁(上部の縁)の下にある四角い渦巻き模様は「雷紋」と呼ばれ、魔除けや「絶え間ない豊かさ」を意味します。
3. 実用性と現代での楽しみ方(使い勝手の良さ)
昔は暖を取るための火鉢でしたが、現代ではその丈夫さと美しさから、多様な使い方ができるのが大きな魅力です。
- メダカや金魚の飼育(ビオトープ): 現在、この手の火鉢の最も人気な用途です。内側が白い磁器は、泳ぐ魚の色や、水草の緑を非常に美しく引き立てます。 水温の変化も緩やかなので、魚にとっても良い環境になります。
- プランターカバー(植木鉢): 観葉植物を入れる鉢カバーとして使うと、部屋の格式がグッと上がります。松や梅などの和木はもちろん、パキラやモンステラなどの洋風な植物とも意外なほどマッチします。
- インテリアのアクセント: ガラスの天板を乗せてサイドテーブルにしたり、玄関で傘立てやステッキ立てとして使う方もいます。置くだけで空間に「和のモダンさ」が生まれます。



寸法 販売価格
520×520×350 60,000円






