1. 「テーブル」として使える機能性(最大の特長)
関西長火鉢の最大の特徴は、炉(ろ)の周りの縁(ふち)が広く、平らになっていることです。
- お酒や湯呑みが置ける: 関東火鉢は縁が狭いものが多いですが、関西火鉢はこの広い縁が「卓(テーブル)」の役割を果たします。
- 晩酌に最適: 炭火で熱燗をつけたり、干物を炙ったりしながら、そのままその縁にお酒や小皿を置いて楽しむことができます。「火のある食卓」として完結しているのが関西長火鉢の素晴らしさです。
2. 部屋の中心になる「団欒(だんらん)」の力
火鉢は単なる暖房器具ではありません。
- 人が集まる: 火のあるところには自然と人が集まります。エアコンの風とは違う、炭火の柔らかい暖かさと、パチパチとはぜる音は、その場の空気を穏やかにし、会話を弾ませます。
- 時間の流れを変える: 手間をかけて炭をおこし、火の世話をする時間は、忙しい現代において非常に贅沢なリラックスタイムになります。
3. 「育てる」楽しみ(木材と経年変化)
写真のお品もそうですが、関西長火鉢の多くは**「欅(ケヤキ)」**などの堅く美しい銘木で作られています。
- 木目の美しさ: お写真の火鉢も、前面や天板の木目(杢目)が非常に力強く、美しいです。
- 磨けば光る: 使い込んで乾拭きを繰り返すことで、木に深みと艶が出てきます。アンティーク家具としての風格が、使うほどに増していくのも大きな魅力です。
4. 調理器具としての優秀さ
ただ暖かいだけではありません。
- 究極のスロークッカー: 五徳(ごとく)に鉄瓶を乗せておけば常に適温のお湯が使えますし、網を乗せればお餅やスルメを焼けます。煮込み料理をコトコト作るのにも適しています。
- 乾燥対策: 冬場、鉄瓶から出る蒸気が天然の加湿器になります。
💡 現代のライフスタイルでの楽しみ方
最近では、必ずしも炭を使わずとも、以下のような楽しみ方をする方も増えています。
- ガラス板を乗せる: 特注のガラス板を天板に乗せ、炉の中に季節の花やディスプレイを飾って「ローテーブル」として使う。
- 観葉植物を入れる: 炉の部分をプランターカバーとして使う。



寸法 販売価格
870×570×350 35,000円





