1. 日本の既製服文化を支えた「JIS規格」の精度
このボディの最大の価値は、当時の日本人の体型データを緻密に反映している点にあります。 1970年代、日本のファッション界がオーダーメイドから既製服(プレタポルテ)へと移行する中で、キイヤは三菱レイヨンと協力し、日本工業規格(JIS)に基づいた「標準体型」を形にしました。「ニューアミーカ」はその中核を担ったシリーズであり、服を作った際のシルエットの美しさやサイズ感の正確さは、当時の最高水準です。
2. 三菱レイヨンとの共同開発による「素材の良さ」
当時、最先端の繊維技術を持っていた三菱レイヨンが関わっていることで、表面の張り地や内部構造の耐久性が非常に高いのが特徴です。
- ピンワークのしやすさ: 針(シルクピン)がスッと入り、かつしっかりと止まる内部構造は、ドレーピング(立体裁断)を行うプロにとって理想的な使い心地です。
- 経年変化への強さ: 40年以上経っても形が崩れにくく、ヴィンテージ品として今なお現役で使用できる堅牢さは、キイヤ製品ならではの職人技の賜物です。
3. プロ仕様の「工業用ボディ」としての信頼性
「MISS 9」という表記がある通り、これは当時の「9号」サイズですが、単なる観賞用ではなく、パターン(型紙)制作や検品に使用される工業用(プロ用)ボディです。
- ラインの正確性: 首の付け根から肩、ウエストラインにかけてのカーブが人間の骨格を忠実に再現しているため、このボディで仕立てた服は「着た時の収まりが良い」と言われます。
4. ヴィンテージとしての佇まい
機能性もさることながら、この年代のボディはロゴデザインやステンシルの風合いに独特の気品があります。
- 「New Amieca 1978」のタイポグラフィや、三菱レイヨンのスリーダイヤのマークが刻印された姿は、アンティーク家具やインダストリアルなインテリアとしても非常に価値が高いものです。



福岡レトロ ほんとくの商品は1点物です。必ず商品の形・大きさ・色合いを見てご購入ください。
寸法 販売価格
380×350×1570






