1. 「王者の風格」と称されるデザイン美
ゴールドスミス(金細工師)という名前の通り、どこか気品漂う佇まいが最大の特徴です。
- 印象的な後ろ姿: 背もたれが非常に高く、一番上の「笠木(かさぎ)」と呼ばれるパーツが、髭や王冠のようなユニークな形をしています。ダイニングに並べた時、その後ろ姿が部屋全体のアクセントになります。
- 伝統とモダンの融合: 18世紀のウィンザーチェアをベースにしつつ、1950〜60年代のミッドセンチュリーらしい軽やかさを取り入れた、時代を超えて愛されるデザインです。
2. 「板座」とは思えない極上の座り心地
「木の椅子は硬くて疲れそう」というイメージを覆す工夫が施されています。
- ハイバックの安定感: 背もたれが高いため、肩のあたりまでしっかりと支えてくれます。背を預けた時の安心感は、アーコールの他のシリーズ(フープバック等)よりも格段に高いです。
- 座繰り(ざぐり)加工: 座面がフラットではなく、お尻の形に合わせて滑らかに削り込まれています。これにより体圧が分散され、長時間座っても疲れにくい設計になっています。
- 絶妙なしなり: 背もたれの細いスポーク(棒)は、もたれかかった際にわずかに「しなる」ことで、体にフィットします。
3. 素材のコントラストと職人技
ヴィンテージ・アーコールならではの素材の使い分けが魅力です。
- エルム材とビーチ材: 座面には美しい木目のエルム(ニレ)材、背もたれや脚には強度と曲げ加工に適したビーチ(ブナ)材が使われています。この異なる木材のコントラストが、深みのある表情を生みます。
- ブルーラベルの希少性: ブルーラベル(1954-1970年頃)は、アーコールの黄金期の証です。この時代のエルム材は、現在では手に入りにくい肉厚で良質なものが使われており、経年変化による飴色の輝きはヴィンテージだけの特権です。



寸法 販売価格
620×470×870 30,000円





