昭和の時代には、職人による手仕事が多く残っていました。御簾戸も一つ一つ丁寧に作られており、素材の質感や細部の意匠に温かみが感じられます。竹や木の自然な風合い、繊細な編み込み、手彫りの装飾など、人の手の跡が残る美しさがあります。当時は、天然の良質な素材が豊富に使われていました。しなやかで丈夫な竹、木目の美しい木材など、時を経ても味わいを増す素材が使われていることが多いです。年月を経ることで、色合いが深みを増したり、独特の風合いが出てくるのも魅力です。昭和の御簾戸には、現代にはあまり見られない、凝った意匠が凝らされていることがあります。竹の編み方一つにしても、様々な模様があったり、透かし彫りや装飾金具が使われていたりと、デザイン性の高いものが見られます。写真の御簾戸にも、竹のデザインや可愛らしい葉の透かし彫りが見られ、当時の職人の遊び心や美意識が感じられます。





昭和の時代を生きた人にとっては、当時の生活様式や住まいの記憶と結びつき、懐かしさを感じるでしょう。また、現代の住まいにはない、落ち着いた雰囲気や独特の趣があり、和の空間に深みを与えてくれます。一つとして同じものがないという希少性も魅力です。大切に使われてきた御簾戸には、それぞれの歴史や物語が刻まれており、アンティークとしての価値も高まっています。
販売価格 1枚 4,000円
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