明治時代は、江戸時代から続く伝統的な木工技術が最高潮に達した時代と言えます。指物(さしもの)と呼ばれる、釘を使わずに木を組み合わせて作る技法や、漆塗り、蒔絵(まきえ)、彫刻など、各分野の職人が持てる技術を惜しみなく注ぎ込みました。そのため、明治時代の箪笥は、細部にまで丁寧な仕事が施されており、非常に丈夫で長持ちするものが多くあります。明治時代は、西洋の文化が流入し始めた時代でもありますが、箪笥のデザインにおいては、伝統的な日本の美意識が色濃く残っています。





百年以上という時を経た明治時代の箪笥は、単なる家具としてだけでなく、歴史を語るアンティークとしての価値も持っています。使い込まれた木の表面の風合いや、時間の流れを感じさせる。現代の家具にはない魅力です。手入れをしながら使い続けることで、さらにその個性 が増し、 所有者と共に歴史 を刻んでいくでしょう。
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