この棹秤が量れる範囲を示しています。「匁(もんめ)」は日本の古い質量の単位で、四十匁から二百匁まで量れたということですね。当時の生活や取引において、この範囲の重さが重要だったことが伺えます。この表記自体が、当時の度量衡を知る上で貴重な情報となります。棹秤は、支点、力点、作用点の原理を応用した、シンプルながらも精巧な道具です。錘(おもり)を移動させることで、様々な重さを量ることができる仕組みは、現代のデジタル秤とは異なる、アナログならではの趣があります。実際に使ってみると、その仕組みの奥深さを感じられるかもしれません(ただし、骨董品ですので、実際に使用する際は慎重にお願いします)。




久留米日高製造の「上四十匁元二百匁」と書かれた棹秤は、単なる古い道具というだけでなく、歴史、職人の技、そして独特の美しさを兼ね備えた魅力的な骨董品と言えるでしょう。お手元にあることで、日々の生活に静かな趣と、歴史への想像力を与えてくれるのではないでしょうか。
販売価格 9,000円
福岡骨董品 ほんとくの商品は1点物です。必ず商品の形・大きさ・色合いを見てご購入ください。
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