ローマンガラス　遺跡品　発掘品-04

用途と文化的な背景:

• 鳥、特に鳩（dove）の形は、愛と美の女神アフロディーテ（ヴィーナス）**と関連付けられ、美しさや官能的な魅力を高めるためのアイテムとして使われたと考えられています。
• 香水や油などの高価な内容物を入れていたことから、当時の富裕層が使用した贅沢品であったことが伺えます。

芸術的なデザインと繊細さ:

• 動物の形を模した吹きガラスの技術は、当時のガラス工芸の高度な技術を示しています。シンプルなデザインながらも、鳥の特徴を捉えており、愛らしい造形です。
• ガラスならではの透明感や微妙な色合い（お写真のものはおそらく元は透明または薄い色のガラスですが、発掘により土中の成分と反応して、銀化した光沢や虹色の光彩を帯びている可能性があります）が、独特の美しさを生み出しています。

「時のカプセル」としての魅力:

• 密閉されていたものが発見された場合、内部の液体や粉末が科学的に分析され、当時の香りの成分などが判明することがあります。この鳥の形をした小瓶は、**古代の香りを今に伝える「時のカプセル」**のようなロマンを秘めています。

寸法　

100×50×85

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