黒地に金色(または金色に近い色)の鹿と月の象嵌が施されており、非常に芸術性が高いです。鹿の姿や月の表現には、高度な象嵌技術が用いられていることが伺えます。特に、鹿の毛並みや角の細部まで丁寧に表現されているのは見事です。月の象嵌は、満月でしょうか、背景の黒と相まって夜空に浮かぶ月のような情景を想起させます。
小柄は、刀の鞘に差し込まれていた小刀の柄の部分であり、江戸時代以前には実用的な道具として、また武士の美意識を反映する装飾品として発展しました。この小柄も、かつての武士が身につけていたものであり、その歴史的背景を考えると非常に価値があります。当時の武士の粋や美意識が詰まっていると言えるでしょう。





この小柄は、その繊細な象嵌技術、芸術性の高いデザイン、そして鹿と月という日本の伝統的な美意識を象徴するモチーフが見事に融合した、歴史的・美術的価値の高い逸品と言えるでしょう。
福岡骨董品ほんとくの商品は1点物です。必ず商品の形・大きさ・色合いを見てご購入ください。
W:100 D:15 H:6
Instagram hontoku_antique 始めましたのでフォローよろしくお願いします