龍は中国文化において、皇帝の象徴であり、権力、幸運を表します。二匹の龍が椅子に配されることで、この椅子が特別な地位や権力を持つ人物、あるいは特別な場所で使用されたことを示唆します。また、龍は雨を司る神としても知られ、豊穣や恵みをもたらすと信じられていました。獅子もまた、中国において邪気を払い、権威を示す神獣として知られています。寺院の門や貴族の邸宅の前に置かれることが多く、その家の繁栄と安全を祈願する意味がありました。椅子に獅子の彫刻があることで、その所有者の社会的地位や権力を誇示する意味合いがあったと考えられます。写真からもわかるように、椅子の彫刻は非常に 繊細で、職人の技術の高さが伝わってきます。龍や獅子の表情、体の動き、鱗や毛並みなどが丁寧に表現されており、まるで生きているようです。特に、椅子の背もたれ部分の二匹の龍が向かい合い、天球を挟んでいる構図は迫力があります。





この椅子は、実用的な家具であると同時に、 歴史的な要素も強く持っています。その存在感は、置かれた空間の雰囲気を大きく左右し価値を高めます。中国風のインテリアはもちろんのこと、現代的な空間に置いても、アクセントとなります。
福岡アンティーク ほんとくの商品は1点物です。必ず商品の形・大きさ・色合いを見てご購入ください。
W:80 D:65 H:120
Instagram hontoku_antique 始めましたのでフォローよろしくお願いします。