原料の希少性
- 「幻の碁石」:日向市のお倉ヶ浜で採れるスワブテ蛤を原料としています。この蛤は、組織が硬く緻密で、碁石の材料として最高級とされていますが、1990年頃に枯渇してしまい、現在ではほとんど採れません。
- ごくわずかに採れた日向産蛤を原料として製造された碁石は「日向特産蛤碁石」と表記され、その希少価値から「幻の蛤碁石」と呼ばれ、非常に高価になります。
- 現在流通している蛤碁石の99%はメキシコ産蛤を原料としていますが、「日向特産」と表示できるのは、日向・お倉ヶ浜産のスワブテ蛤のみです。
2. 品質(美しさと実用性)
- 乳白色の美しい光沢と優雅な縞模様:長い年月を経て育まれた蛤貝殻は、他の貝に比べて分厚く、きめ細かなまさ目(縞模様)が通り、宝石のような輝きを放ちます。
- 硬度と緻密さ:組織が硬く緻密なため、丈夫で手垢がつきにくいという特性を持ちます。
- 等級:蛤碁石は、貝が持つ色素や縞目の状態によって、上から順に雪・月・花の3種類に分けられます。
- 雪印:色白で、縞目が最も細かく、高級感があり優雅な趣きで、最も高価です(画像に写っている黄色い包み紙に「雪印」の文字が見えます)。
- 月印:雪印と同じくらいの風格ですが、縞目がやや大まかだったり、わずかに色がかかっていたりします。
- 花印:縞目がかなり大まかなものや、薄く赤茶色のついたものです。
これらの特徴から、日向特産富高蛤貝碁石は、囲碁愛好家垂涎の逸品とされています。




寸法 販売価格
430×465×290 200,000円