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福岡骨董・象牙彫刻美術品・香炉

骨董品

1. 超絶技巧:透かし彫りと「遊環」

この香炉の最大のハイライトは、蓋や胴体に見られる透かし彫り(籠彫り)です。

  • 緻密な空間美: 香炉としての実用性(煙が出る機能)を持たせつつ、背景を極限まで彫り抜いて龍や雲を浮き上がらせる技術は、一歩間違えれば全体が崩れてしまう非常にリスクの高い仕事です。
  • 遊環(ゆうかん): 両サイドの持ち手にぶら下がっている「輪」に注目してください。これ、実は別々に作って繋げたのではなく、一つの象牙の塊から削り出して独立させたものです。つなぎ目が一切ないこの「遊環」は、高い集中力と熟練の技の証です。

2. 素材が放つ「温もり」と「経年変化」

象牙という素材は、その組織密度が非常に高く、木材や石材にはない独特の滑らかな質感を持っています。

  • クリーム色の光沢: 写真からも伝わる通り、真っ白ではなく少し黄色味を帯びた「アイボリー」の色調は、見る者に安心感を与えます。
  • パティナ(古色): 長い年月を経て、手の脂や空気に触れることで深みを増したこの風合いは、新しいプラスチックや樹脂製の模造品には絶対に出せない「時間の重み」を感じさせます。

3. 縁起物としての「力強さ」

モチーフの選び方も非常に格調高いです。

  • 獅子(シシ): 蓋の上で玉(たま)を掴んでいるのは獅子ですね。古来より魔除けや守護の象徴とされています。
  • 龍(リュウ): 胴体に彫られた龍は、昇運や成功を意味します。
  • 三つ足(鼎型): 香炉の基本形であり、安定と権威を象徴しています。足の部分まで顔(獣面)が彫り込まれており、細部まで一切の妥協がありません。

福岡骨董品 ほんとくの商品は1点物です。必ず商品の形・大きさ・色合いを見てご購入ください。

寸法 

170×90×190  

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