実在の人物・部隊を描いた戦記ドラマ:
- 太平洋戦争で「撃墜王」として知られた加藤建夫中佐と、彼が率いた**加藤隼戦闘隊(陸軍飛行第64戦隊)**の壮絶な半生を描いています。
- 日中戦争から太平洋戦争(ビルマ戦線での戦死まで)を駆け抜けた加藤隊長の生き様や葛藤に焦点を当て、単なる戦闘記録に留まらない人間ドラマとしての側面を持っています。
特撮の迫力:
- 特撮監督は「ガメラ」シリーズで知られる湯浅憲明が務めており、当時の技術としては戦闘機戦の迫力ある描写が評価されています。
- 1969年のカラー作品であり、その時代の映像技術で隼戦闘隊の活躍を映像化している点も魅力です。
豪華なキャストとスタッフ:
- 主演の加藤建夫を演じたのは、東宝から大映に移籍したばかりの佐藤允で、実在の加藤中佐に風貌が似ているとも言われています。
- 監督は『あゝ海軍』も手掛けた村山三男。
- 戦時中の映画『加藤隼戦闘隊』(1944年)で加藤を演じた藤田進も出演しており、新旧の加藤隊長役の共演も話題となりました。
人間的な描写:
- 加藤隊長が「撃墜王」としての顔だけでなく、部下の戦死に心を痛め、遺族を回って詫びるなど、隊長としての責任感や人間的な温かさが描かれています。
- 妻・加寿子(藤村志保)との関係など、恋愛要素や隊員の人間味が加わり、戦争映画の中でも感情移入しやすい構成になっているという評価もあります。



寸法 販売価格
540×770 5000円