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骨董品 刀柄 馬目貫 縁頭:山水 富士山

骨董品

「目貫」とは、刀の柄の中心にある、柄糸の下に隠された小さな飾りです。本来は、刀身を柄に固定する「目釘」の穴を隠すための実用的な部品でしたが、時代が下るにつれて様々なモチーフが施され、美術工芸品としての価値が高まりました。

馬は古来より神聖な動物とされ、戦場においては武士の重要なパートナーでした。また、「馬」は「うまくいく」に通じることから、出世や成功、商売繁盛などの縁起物として大変好まれました。

縁頭の富士山は日本の象徴であり、古くから多くの和歌や絵画に描かれてきました。「山水」のモチーフも同様に、自然の雄大さや移ろいゆく景色を表現するもので、武士の美意識や教養の深さを感じさせます。

勇壮な「馬」の目貫と、静謐で風光明媚な「山水・富士山」の縁頭の組み合わせは、武士が持つべき「動」と「静」の調和を表していると考えられます。戦場での勇猛果敢さと、平穏な日常や精神性の高さを両立させようとする武士の心意気が感じられます。

この刀の柄は単なる武具ではなく、持ち主の精神性や美意識、そして縁起を担ぐ心を表現した、大変価値のある美術工芸品であると言えます。

販売価格 33,000円

福岡骨董品ほんとくの商品は1点物です。必ず商品の形・大きさ・色合いを見てご購入ください。

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