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骨董品 青貝螺鈿細工 花台 明治時代

骨董品

明治時代(1868-1912年)は、日本の芸術と技術が大きく花開いた時代でした。職人たちは何世紀にもわたる伝統を受け継ぎつつ、新しい影響も取り入れました。螺鈿(らでん)は、虹色に輝く貝殻の薄片を漆器に埋め込む非常に繊細で時間のかかる技術です。光の当たり方によって輝きや表情を変える複雑な模様を生み出すためには、並外れた精度と芸術性が要求されます。

日本の漆器は、その深い光沢、耐久性、そして洗練された技術で世界的に有名です。螺鈿のベースとしてよく用いられる黒漆は、貝殻の模様を際立たせる印象的な対比を生み出します。漆を何層にも塗り重ねて研ぎ出すことで、深みのある豊かな光沢と滑らかな鏡面のような仕上がりになります。

日本の伝統的な空間である茶室や床の間では、季節の草花や掛け軸とともに、花台に飾られた花器が重要な役割を担ってきました。花器を置くことで、より一層、その花や花器の美しさを際立たせ、空間全体に調和と静寂をもたらす意図がありました。

明治時代の螺鈿細工の花台は、卓越した日本の職人技、芸術的ビジョン、そして歴史の深さの証です。その美しさは、視覚的な魅力だけでなく、それが生まれた時代やそれを作り上げた職人の手が語る物語にもあります。

販売価格 60,000円

福岡骨董品ほんとくの商品は1点物です。必ず商品の形・大きさ・色合いを見てご購入ください。

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