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福岡骨董品 観音菩薩坐像

骨董品

1. 慈愛に満ちた「半眼」の表情

まず目を引くのは、その穏やかな表情です。目は完全に閉じず、少しだけ開いた「半眼(はんがん)」の状態にあります。これは「自分自身の内面を見つめると同時に、外の世界(私たち)をも見守っている」という、観音様の深い慈悲の心を表しています。ふっくらとした頬と、微かに微笑んでいるようにも見える口元が、見る者に「包み込まれるような安心感」を与えてくれます。

2. 緻密で優雅な装飾美

この像の素晴らしさは、細部の作り込みにもあります。

  • 宝冠(ほうかん): 頭上の冠の中央には、観音菩薩の象徴である「阿弥陀如来(化仏)」が彫られており、信仰の正統性を感じさせます。
  • 衣の表現: 肩から流れる衣の曲線が非常にしなやかです。よく見ると、衣の表面には繊細な文様が施されており、当時の職人の高い技術と、この像がいかに大切に扱われてきたかが伝わってきます。
  • 胸飾(きょうしょく): 胸元のアクセサリー(瓔珞/ようらく)が、質素な修行僧の姿とは異なる、菩薩特有の気品を添えています。

3. 金と黒が生み出す「神々しさ」

像自体の落ち着いたブロンズのような質感の対比が絶妙です。 光が当たった際に、顔や胸元がほのかに輝くことで、まるで「暗闇の中に差し込む一筋の光」のような神々しさが演出されています。このコントラストが、単なる彫刻を越えた、一種の生命力を感じさせてくれます。

4. 安定感のある「定印」の構え

両手を膝の上で組む「定印(じょういん)」を結び、結跏趺坐(けっかふざ)で座る姿は、揺るぎない安定感を感じさせます。忙しい現代社会において、この「静止した美」は、見る人の心のざわつきを鎮めてくれる効果があります。

福岡骨董品 ほんとくの商品は1点物です。必ず商品の形・大きさ・色合いを見てご購入ください。

寸法 販売価格 

360×300×570  180,000円 

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