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福岡骨董品・蘭図 螺鈿細工台

骨董品

1. 「四君子」としての気品(蘭と竹の図案)

描かれているのは、東洋美術において気高く尊いものとされる4つの植物(蘭・竹・梅・菊)である「四君子(しくんし)」のうちのふたつ、「蘭」「竹」です。

  • 蘭: ほのかな香りと気品があり、王者の風格や高潔さを象徴します。
  • 竹: 寒中も青々として折れず、真っ直ぐに伸びることから、節操や長寿を象徴します。

単なる草花図ではなく、こうした文人好みの精神性の高いモチーフ(おめでたい意味を持つ吉祥文様)が選ばれている点に、この家具が作られた背景の「格の高さ」が窺えます。

2. 技術の確かさと「色調の変化」

中央の岩を挟んで、左右の扉にバランスよく配置された意匠が非常に美しいです。 よく見ると、貝の種類(おそらく夜光貝や白蝶貝、あるいは鮑貝など)を使い分けるか、厚みを調整することで、光の当たり方によって緑がかって見えたり、淡いピンクや白に変化する表情が作られています。黒地に対してギラギラしすぎず、上品に浮かび上がるような螺鈿の加減が絶妙です。

3. 書法(落款・文字)の風情

扉の右上と中央寄りに施された白漆(または象嵌)による文字と落款(ハンコ)のような意匠が、全体の印象をグッと引き締めています。 まるで一幅の掛け軸(水墨画や墨蘭図)をそのまま家具に仕立て直したかのような「文人画」の風情があり、工芸品としての芸術性をさらに高めています。

4. 現代のインテリアに馴染む「サイズ感と和モダンさ」

日本の伝統的な大型の箪笥(意匠が重厚なもの)に比べ、こちらはコンパクトでキャビネットやローボードとして非常に使いやすいサイズ感とお見受けします。 全体的に直線的で端正なフォルムであり、足元には飾り金具(金具付きの袴足)が施されているため、和室はもちろんのこと、現代のコンクリート打ちっぱなしの空間や、モダンな洋室のアクセント(和モダン・アジアンテイスト)としても非常に映える「用の美」を備えています。

ほんとくの骨董品商品は1点物です。必ず商品の形・大きさ・色合いを見てご購入ください。

寸法   販売価格

610×410×460   15,000円

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