583A0495

福岡骨董品・元禄竹林文 香炉・泰山・茶道具

骨董品

1. 伝統を現代に昇華した「色彩とデザイン」

  • 元禄期の華やかさの再現: 商品名にある「元禄(げんろく)」とは、江戸時代中期、町人文化が花開き、最も絢爛豪華で活気に満ちた時代を指します。この香炉の竹林文様は、その元禄に見られるような、鮮やかで力強い色彩感覚が見事に再現されています。
  • モダンな竹林の表現: 古典的な「竹林」といえば写実的に描かれることが多いですが、本作は竹を幾何学的、かつ大胆なモザイク状のテキスタイルデザインのように配置しています。緑、紫、そして金彩(あるいは黄・茶の絶妙な中間色)のコントラストが美しく、古典でありながら現代の空間にも映える洗練されたモダンさを持っています。

2. 職人技の極み「透かし彫り(網目」の蓋」

  • 息をのむ精度: この香炉の最大のハイライトの一つが、磁器製の白いドーム状の蓋(火舎・ほや)です。 磁器は粘土(陶器)に比べて粘り気が少なく、乾燥や焼成の段階で非常に歪み・ひび割れが起きやすい素材です。これだけ細かく、均一に網目状の「透かし彫り」を施すには、卓越したヘラ捌きの技術と、焼き上がりの収縮率を完璧に計算する熟練の勘が不可欠です。
  • 用の美: ここから滑らかに立ち上るお香の煙を想像するだけで、お茶席や床の間の空気が一変するような、贅沢な「用の美」を感じさせます。

3. 泰山の確かな「格」

  • 銘と共箱の価値: 底面に鉄砂(あるいは赤絵)できれいに書き込まれた「泰山」の銘、そして共箱に美しくしたためられた「泰山造」の落款(サインと印)が、作家の手による真作であることを証明しています。 泰山窯は、伝統的な意匠を大切にしながらも、現代のライフスタイルに調和する高級美術食器や茶陶を手がけることで知られますが、これほど手の込んだ香炉は、当時の作陶活動の中でも間違いなく気合の入った上級ラインの作品です。

4. 茶道具・鑑賞陶器としてのトータルバランス

  • 端正な三足(みつあし)の造形: 器を支える3つの足(香炉特有の形状)の削り出しも非常に丁寧で、全体の筒型フォルムに美しい安定感と品格を与えています。
  • 格式高い仕覆の紐: 共箱にかかっている緑と黄、紺をあしらった上質なものが選ばれており、作品全体のカラーリング(竹林の緑や金彩)と見事にトータルコーディネートされています。前の持ち主、あるいは作家がこの作品をいかに大切に扱っていたかが伝わってきます。

ほんとくの骨董品商品は1点物です。必ず商品の形・大きさ・色合いを見てご購入ください。

寸法   販売価格

50×50×50    9,000円

関連記事

Instagramを始めましたのでフォローよろしくお願いします