1. 構図の妙:月夜を思わせる大胆な空間
大きな曲線(三日月、あるいは大きな光の輪のようにも見えます)によって空間が大胆に区切られています。
- 右側: どっしりと根を張る松の枝ぶりと、その下を流れる水のような、あるいは雲のような幾何学的な文様。
- 左側〜上空: 地上を埋め尽くすように集う鶴の群れと、そこから大空へ向かって飛び立っていく数羽の鶴。
光と影、動と静がこの一枚の中で見事に表現されており、見る者を飽きさせないモダンさがあります。
2. 技法の特徴:見事な「染付」と「ダミ」
有田焼(伊万里焼)の伝統的な「染付(呉須という青い絵の具での彩色)」がベースになっていますが、これだけ広い面積を均一に、かつ美しいグラデーションで塗る「ダミ(濃)技法」には非常に高い職人技が必要です。 鶴の羽の細部や松の葉を細かく描き込むのではなく、シルエット(白抜き)にすることで、かえって鶴の躍動感や松の力強さが際立っています。
3. 吉祥(縁起物)としての意味合い
- 鶴: 「鶴は千年」と言われるように、長寿や夫婦円満、繁栄の象徴です。これだけ多くの鶴が描かれた「群鶴文(ぐんかくもん)」は、特にめでたい席や記念の品として重宝されます。
- 松: 冬でも青々とした葉を失わないことから、不老長寿や不屈の精神を表します。


ほんとくの商品は1点物です。必ず商品の形・大きさ・色合いを見てご購入ください。
寸法 販売価格
560×560 5,000円





