1. 三鈷杵(さんこしょ)が象徴するもの
空海が右手に持っている三鈷杵は、密教において最も重要な法具の一つです。
- 仏の知恵の現れ: 三鈷杵の「三」は、大日如来の慈悲と知恵、そして私たち自身の持つ「仏性」が一体であることを象徴しています。煩悩を打ち砕き、迷いを断ち切る強力な力を秘めているとされます。
- 歴史的物語: 空海が唐から帰国する際、密教を広めるべき地を占って投げた三鈷杵が、高野山の松の木に掛かっていたという伝説は有名です。この像が持つ三鈷杵は、空海と密教の聖地を結びつける象徴としての重みを感じさせます。
2. 念珠(ねんじゅ)の持つ意味
左手に掛けられた念珠は、空海と私たち信奉者を繋ぐ「心」の絆を意味しています。
- 祈りの象徴: 念珠は、仏様と心を通わせ、祈りを捧げる際の不可欠な道具です。常に手にしている様子は、空海が修行僧として、また衆生を救う者として、絶えず祈りの中にあったことを示しています。
- 功徳と平穏: 念珠を持つことで、心の動揺を鎮め、清らかな境地へと導かれるという功徳を表しています。座像の静かな佇まいと相まって、見る者の心に深い安らぎと平穏をもたらす力があると言えるでしょう。
3. 木造座像としての魅力
この木造座像は、単なる美術品を超えた精神的な存在感があります。
- 調和の美: 三鈷杵の「鋭さ」と念珠の「柔らかさ」が対比されることで、空海が持ち合わせた「密教の厳格な教え」と「人々の苦しみに寄り添う慈悲」のバランスが見事に表現されています。
- 彫刻の深み: 木の温もりを感じさせる風合いと、緻密に彫り込まれた表情からは、空海の人間味や、彼が到達した悟りの世界が静かに語りかけてくるようです。


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寸法 販売価格
390×290×470 20,000円





