備前焼の「人形徳利(にんぎょうとっくり)」が持つ独自の魅力や人気の秘密は、歴史的背景と造形美にあります。
1. 福山の銘酒「保命酒(ほうめいしゅ)」の容器としての歴史
江戸時代、広島県鞆の浦(とものうら)で造られた薬味酒「保命酒」の容器として広く使われたのが、この備前焼の人形徳利や角徳利でした。特殊なお酒を詰める容器として全国に流通し、その実用品としての歴史がコレクターのロマンを誘います。
2. 福の神をあしらった縁起の良い意匠
胴の一部がへこんだ「臍(へそ)徳利」と呼ばれる形状をベースに、布袋様、大黒様、恵比須様、寿老人といった福の神の人形が貼り付けられています。お酒を楽しみながら福を呼ぶ縁起物としても、古くから人々に愛されてきました。
3. 造形の古美術としての価値(時代の古さ)
人形徳利に付けられた神様のレリーフは、古い時代(初期のものほど)ほどサイズが大きくダイナミックで、時代が下がるにつれて小さく形式的になっていくという特徴があります。そのため、手作りの温もりや、いつの時代のものかを見極める骨董としての深い味わいがあります。
4. 備前焼ならではの「育つ器」としての魅力
釉薬を一切使わず、土と炎の力だけで焼き締められる備前焼は、使い込むほどに味わい深い色合いや手触りに変化していきます。晩酌を重ねることで肌合いが育っていく経年変化も、愛好家を惹きつけてやまない大きな理由です。


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寸法 販売価格
130×130×200 5,000円





