1. 「最古の輸出用裏印」という希少性と歴史的価値
メープルリーフ印は、日本からアメリカなどへの輸出用磁器に施された最も初期の裏印(バックスタンプ)の一つです。
- マッキンリー法(1890年制定)への対応: 原産国表示が義務付けられた際、森村組(現在のノリタケカンパニーリミテド)が最初に採用したマークが「メープルリーフ」です。
- 約20年間という限られた期間しか制作されなかったため、現存する数が少なく、骨董的価値・コレクターズアイテムとしての評価が非常に高く維持されています。

2. 熟練職人による全手描き(ハンドペイント)の繊細な美しさ
当時のメープルリーフ期作品は1点ずつ職人の手作業によって描かれています。
- 情緒あふれる風景画(コラージュ/ランドスケープ): 欧米の自然や牧歌的な田園風景、川辺、木々の表情が、繊細なタッチと優美なグラデーションで表現されています。プリント(転写)技術にはない、手描きならではの柔らかな質感や一点物としての温かみがあります。
3. アール・ヌーヴォー様式を取り入れた造形と豪華な装飾技法
19世紀末から20世紀初頭にかけて世界的に流行した「アール・ヌーヴォー」の美しい造形美と、日本独自の精密な装飾技術が融合しています。
- 金彩・金盛(盛り上げ技法): 口縁部や肩回り、ハンドル部分にほどこされた立体的な盛り上げ装飾(金盛技法)は、当時の日本の最高峰の技術を示しています。光を受けると華やかに輝き、気品と重厚感を醸し出します。
- エレガントなフォルム: 曲線を描く左右のハンドル(双耳)や角型のシルエットなど、西洋のインテリアに映える洗練されたデザインが特徴です。

4. 日洋折衷が生み出す独特の世界観
日本の伝統的な陶磁器制作技術(有田や瀬戸、京都などの技術者を集結)と、欧米市場のニーズに合わせた洋風デザインが見事に融合しています。「日本人が描いた西洋の風景・装飾」という独特の情趣が、欧米のコレクターからも「NIPPON porcelain」として深く愛される理由となっています。
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寸法 販売価格
100×80×160 60,000円






