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日本刀の鍔・竹林猛虎図鐔

骨董品

「竹林猛虎図(ちくりんもうこず)」の鐔(つば)は、武士の美意識や中国の伝統的な画題が凝縮された、非常に奥深い魅力を持つ意匠です。

  • 「虎は竹林」という伝統的な取り合わせの妙 東洋の絵画において、虎は「風を従える」と言われる百獣の王であり、その猛々しい気性と、しなやかに風にそよぐ竹の組み合わせは、「動と静」「強さと柔軟さ」の対比として古くから好まれてきました。硬い鉄や銅の地金の上に、牙を剥くのではなく、どこかユーモラスでありながらも凄みを感じさせる虎と、幾重にも重なる竹の葉が立体的に彫り込まれることで、小さな鐔の中に広大な自然とストーリーが生まれます。
  • 素材の質感と「地鉄(じがね)」の味わい 優れた鐔の見どころは、何といっても鍛え抜かれた鉄の質感です。時代を経た鉄肌(ていはだ)の古色や、経年変化による味わい深い黒錆、細やかな梨地風の仕上げなどは、観賞用としての工芸的価値を大きく高めています。また、職人が肉彫りや透かし、高彫などの技術を駆使して、虎の毛並みや筋肉の盛り上がり、竹の葉のシャープな線を限られた厚みの中で表現する高度な技法も見逃せません。
  • 武士の精神性と「見立て」の文化 武士にとって鐔は、単なる刀の付属品ではなく、自己表現や護身の象徴でした。猛虎は厄除けや威厳のシンボルであり、それを身近に置くことで武運長久や精神的な強さを求めたという背景もあります。実用的な武具でありながら、持ち主の教養や美意識を物語る「手のひらの小宇宙」である点が、最大の魅力といえます。

ほんとくの商品は一点物ですので、必ず商品の形や大きさ、色合いをご確認の上でご購入ください。また、売り切れの場合もございますので、在庫状況についてはお電話でお問い合わせください。

寸法   販売価格

71×77  14,000円

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