1. 意匠と画面構成(表面)
- 扇面散らしの窓絵構図: 中央に大胆な「扇面(せんめん)」を配し、その中に人物群像(高士観画図や宴遊図の趣)が緻密な色絵と金彩で描き出されています。扇の地には繊細な文様が施され、空間を引き締めています。
- 豪華な金襴手と地紋: 扇面の周囲(額縁にあたる部分)には、緻密な地文様(網代や小紋など)や鮮やかな色絵、金彩が贅沢に施されており、当時の伊万里焼の最盛期を思わせる華麗な仕上がりです。四隅のコーナー部分にも丁寧な文様が描き込まれており、妥協のない手仕事がうかがえます。
- 器形: 歪みの少ない端正な四方隅切りの角皿で、見栄えが非常に良く、当時の大名家や富裕層のサロン、あるいは贅沢な嗜好品として珍重された格式の高い作例です。
2. 高台と裏面の作行き(裏面)
- 二重高台(二重輪高台): 底面には格調高い「二重高台」が採用されています。二重高台は、通常の高台の内側にもう一本の輪高台を巡らせたもので、優れた技術と手間を要するため、江戸時代の古伊万里の中でも上位作や特注品、あるいは輸出向けなどの格式高い器に見られる特徴です。
- 蛇の目跡と丁寧な施釉: 高台内や底面の状態、見込み中央に残る焼成時の目跡など、当時の登り窯における伝統的な製陶工程の痕跡がしっかりと残っており、時代物としての高い authenticity(真性味)を感じさせます。



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寸法 販売価格
330×330×40 28,000円






